道産子エンジニア

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する

単位展みてきた

企画展「単位展 — あれくらい それくらい どれくらい?」

いろんな単位について知れたり、体験できる展示。世の中には単位がたくさんありすぎて頭が痛くなるなぁと思った。(粉みかん)まぁそれだけ世の中には単位があふれているってことです。メートル原器のレプリカを見れたのは良かった。本物も見てみたい。

しごととかていの重さを測った展示が秀逸だった笑(家庭が少し重い)

展示の最初に「人間はなんで単位が必要になるのか?」について書いてあったのでちょっと考えた。 ウィキペディアで調べてみると語源は以下らしい。

「単位」は本来仏教用語で、禅宗寺院で修行僧1人ごとに与えられる一畳のスペースを「単」もしくは「単位」と呼ぶ。ここから、一区切りを「単位」と言うようになった。

計る、共有する、記録する、比べるなど外界の刺激を単位を使って定量化して活用する。そういった普遍的な役割をもつ単位はもちろん大切なのだけど、人間は自分の中に「物差し」を持っているものだと思う。大きさや形はさまざまな歪んだ「単位」がそこに刻まれていて、それは自分の人生で影響を受けたものから出来上がっているはず。人間は無意識に何かを自分の物差しで計る生き物だと思う。自分に比べてどうだ、あいつに比べてどうだ、見たことのない感じたことの無い感覚を得たとき、どうしてもこれまでの自分の単位を使って計ってしまう。そうするようにインプットされている生き物なんだ。他の動物にはない。人間の生活に必要な概念なんだ。今回のような文化的な展示を見に行くのもまた、自分の単位を微調整していることの一つだと感じた。

生きてく上で便利な物差しを持てるように、これからもまた色んな単位を知っていきたい。そんな妄想をした展示だった。5月末までやっているのでぜひ。