道産子エンジニア

毎週好きなこと書きます。

Amazonプライム会員なら映画「ベロニカは死ぬことにした」を今すぐ見るんだ!

今年はこういうエロスを描く作品をもっとたくさん見ようと思っている。人間の欲望を刺戟する作品にはその方法論がぎっしり詰まっているからね。自分ってどんなものに興奮してしまうのか?それをはっきりと認識しておきたいのかも。(単純に言えばただの変態なんだけどね)真木よう子モテキでちゃんと意識して綺麗な女優さんだなぁって思ってたくらいなんだけど、この作品みてトンデモない演技力に魅了されてしまった。

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最初から死ぬ宣告は明らかに嘘だっていうのがわかりやすかった。原作を読んでいないので言語障害のクロードという役は適切なのかわからなかった。韓国人だから言葉はうまくないけど、そうじゃないのでは?という感じはした。日本的な描写に書き換えられているので、日本の芸能人を知っている人には面白く見れる作品になっていると思う。

それにしても真木よう子の初ヌード作品で○ナニーをするというのはすごい覚悟が必要だったんじゃないだろうか。だから演技として非常に美しかったし、エロかった。やはり映画だからこそできるエロスの表現ってすごい。ただし、いろんな水が噴き出したカットは逆に萎える演出だった。悶える真木よう子を存分に写した方が作品として美しいと思うのだけどな…

ラストシーン直前の院長にトワがいつ死ぬのかというシーンでは「ちゃんと最後のときを生きたいの」と死にたいから生きたいという気持ちに転じるが、院長がそこに追い討ちをかけるように嘘の寿命を告げる。ここは見ている時には嘘だとわかっていても、真木よう子が残り1日も生きられないことに絶望した演技に目が熱くなった。

生きる喜びがわかったことより、「死のう」と諦めたことがどれほど罪深いか

そう告げられたように見えた。その後のセックスシーンなんかよりもこのシーンの真木よう子が一番エロスを醸していたと思う。ラストカットでは生きることを噛みしめて歩き出したトワの先が霧で見えないのもまた何か感じる作品だった。文章では描けないこのニュアンスが映画のいいところだった。


余談

そういえば最近、チームの後輩を飯に連れて行ったときに話して気づいた面白いことがあって、どんな作品にも「原作厨」っているよねという話。原作からみた人は特に多い気がするけど「原作に忠実であること」を正しいと考える思想なんだけど、俺はあまり気にしないんだよな。最近「もやしもん」がSFの星雲賞を受賞された石川雅之さんが、「純潔のマリア」がアニメ化されてるときに投稿した好きなツイートがそれを語ってくれている。

こうやって原作者が言えるのがすごいなって思う。SHIROBAKOでも監督が原作者に直談判してアニメの結末を話し合うシーンとかも好きだったのだけど、ある作品を別の媒体に拡張するとき、原作者が認めた範囲で二次創作的な部分が入ることはいいことだと思う。それによってより色んな人が楽しめる作品になっているならそれがその人にとっての 原作 となってしまうんだから。自分は自分の仕事をすることが重要で、自分が作り上げたものに納得していればそれでいいと思うわけ。

石川雅之さんはTwitterとかで見ると金の話とか業界裏話的なのがよく出て大丈夫?!とか思うけど、単なる(萌えキャラ、擬人化、学園もの、ハーレム)マンガじゃない、哲学、宗教、伝統などを勉強してしっかりまとめた作品なので本当に尊敬する。この前直接「日本酒好きがこじれたのは先生のせいです!先生の描く女の子の太ももが好きです!」と伝えれたのはココだけの秘密。笑