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道産子エンジニア

毎週好きなこと書きます。

【リゼロ】剣鬼ヴィルヘルムのかっこよさ

アニメ

リゼロアドベントカレンダーの17日目です。

http://www.adventar.org/calendars/1356

エミリアたんやレムの良さは僕なんかが書かなくても 勤勉な みなさんは 「知っています」 と思うので、僕がリゼロで大好きな男のキャラクター、ヴィルヘルム・ヴァン・アストレアについて書きます。(ガーフィールもめちゃくちゃ好きです)

リゼロでは僕の中で「名前回」と読んでいる好きな話がいくつかあって、章のタイトルにキャラクターのフルネームが冠されているものです。スバル、レム、オットー、レグルス、リリアナなどどれも面白い章ばかりです。

その中でもヴィルヘルム回は最高です。 積年の思いを果たす白鯨戦の最後の部分です。

Re:ゼロから始める異世界生活 - 第三章60 『ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア』

ヴィルヘルムの良さは次の一節にあると思います。

語り継がれるその男は、戦争を終わらせた剣聖すらも剣でねじ伏せ、剣に愛された女を愛して娶った鬼。剣に愛された女を愛した、剣に生きた鬼。 剣神から女を奪った鬼。

「剣鬼――ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア」

僕たちを魅了する剣鬼、ヴィルヘルムの何がかっこいいと感じさせるのか書いていきます。

若きヴィルヘルムの不器用さがかっこいい

若きヴィルヘルムが不器用であることがすごく人間らしくて好きです。不器用でまっすぐで剣を振ることしかできない。 でもだからこそ剣を極められる。かっこいい。

剣を振る理由を見つけられない

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「どうして、剣を振るの?」

「俺にはこれしかないからだ」

いつのまにか剣を振りにではなく、テレシアに会うために足を運んでいた

テレシアに会うという自分の中の気持ちを剣を振ることに置き換えて、納得させている不器用さがいいですね。

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「花は、好きになった?」

「……嫌いじゃ、ない」

「どうして、剣を振るの?」

「俺にはこれしか……守る方法を思いつかなかったからだ」

「叙勲の話が出て、騎士になった」

「そう、おめでとう。一歩、夢に近づいたじゃない」

「夢?」
「守るために剣を握ったんでしょう? 騎士は、誰かを守る人のことですもの」

 その守りたいものの中に、その笑顔が焼き付けられた気がした。

笑いながら人を切ってきた男も不器用な恋ができる。

途方も無い実力差への嫉妬と純粋さ

テレシアが剣聖であることを知って、怒り、立ち向かい、負ける。剣への純粋な気持ちがあってこそなせるのですね。

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(初見の加護やべぇ。)

悔しいながらも、負け惜しみをいう姿も剣士としての誇りがあるからですね。

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「待って、いろ、テレシア……」
「俺が、お前から剣を奪ってやる。与えられた加護も役割も、知ったことか……剣を振ることを……刃の美しさを、舐めるなよ、剣聖」

しかし、肝心なことは言葉でちゃんと伝えられない

そうして圧倒的な努力で剣を奪ったのに、ここぞというときに言えない不器用さ。プライスレス。

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「私のことを、愛してる?」

「――わかれ」

腕力で伴侶をぶん取るとか不器用すぎです。さすがです。

若さを失い、得た落ち着きがかっこいい

強さに対しては感情抜きで評価する

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「私の見立てでは、残念ながらありませんな。スバル殿の剣の才は凡人止まり――私と、同じようなものです」

「事実ですよ。私に剣の才能はありません。もしもそれがあるなら、私はきっとこれほど剣を握り続けてはこなかったでしょう。ですから、スバル殿もなろうと思えば私と同じところに辿り着くことは可能です」

「大したことでは。半生を剣を振り続けることに捧げれば良いだけです」

「なにか掴んで急に強くなることなどありませんし、無心でいようと雑念塗れであろうと、最終的に相手を斬ったものが勝ちである点は動かないと思いますが」

「強くなるつもりのない人間に、強くなるための心構えを説くことはあまり意味のないことではと思ったものですから」

どれもこれもぶっ刺さります。読者にすらその剣気は届く。

花が好きになっている

白鯨戦前夜、物思いに耽るように花を見にいき、亡き妻へ何を思うのか。

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この後、笑いながら白鯨を蹂躙するヴィルヘルムは必見です。

伝えられなかった言葉をきちんとやりとげて言う

あの時の不器用な自分が伝えられなかった一言を言うために。仇を討ち、天に届くように万感の愛を叫ぶ。

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「終わったぞ、テレシア。やっと……」
「テレシア、私は……」
「俺は、お前を愛している――!!」

愛の言葉を言うために努力し続け斬り伏せる腕力。涙もかっこよすぎです。

クルシュとのやりとりがかっこいい

これはアニメにはないシーンです。王戦が始まる前にあったクルシュとヴィルヘルムの出会い、騎士として仕えるまでの物語です。 白鯨を打つために上級貴族から援助を得る約束をしていたヴィルヘルムだったが、王国の一大事が起きそれがなくなり、怒り狂いながらも白鯨討伐、妻の敵討ちを諦め掛けたときにクルシュと出会う。ただならぬ覇気を持つヴィルヘルムに惚れ込んだが、萎えかけてしまったヴィルヘルムとのクルシュのやりとりが最高です。

Re:ゼロから始める異世界生活 - 特別編 下 『王選前日譚』

「違うな。間違っているぞ、ヴィルヘルム。問うたのは私だ。答えるのが卿の役目だ。私は最初から、ずっと卿に問い続けている。牢獄での邂逅も、今この場での再会にしても、最初から同じことを問い続けている」
「ヴィルヘルム・トリアス。――貴様、このままでいいのか?」

「あなたは……私に、何を提示されるつもりか?」

「問いは続いているぞ、ヴィルヘルム。私は問いかけ続ける。そして、卿に答えを求め続ける。問いかけへの答え以外、私は卿に取り合わない」

「……あなたなら、私に剣を振る機会を与えてくださると?」

「繰り返す。ヴィルヘルム。私は問うだけだ。答えは、卿が出せ」

「――白鯨を斬り、我が妻の無念を晴らす。力を貸していただきたい」

「……私とて、上級貴族の一人だ。卿がことごとく提案を断られた、他の諸侯たちと立場は変わらないはずだが。何故、私にそれを求める」

「カルステン公爵閣下。あなたは、白鯨を許すことができるのですか?」

「許せない。絶対に許せない。あれほど卑劣な行いを、あれほど愚劣な行いを、あれほどの暴挙を、あれほどの非情を、誰が許せようか。だが」
「もっとも許せないのは、あの存在があることで、生き方を汚される者が多くいる。生き方が翳り、魂が曇る……それが私には、どうあろうと許せない。だから、ヴィルヘルム。私にはお前の、今の姿が許せない」

この老木に何をお求めになられますか、我が主」

決まっている。――己の魂に恥じない、私を魅せる本当の卿の姿だ。剣鬼ヴィルヘルム・ヴァン・アストレアのその姿をこそ、私は求める。それ以外、私が望むものはない」
「私から卿へ望むことはただ一つだ。あとはそれを守れ、ヴィルヘルム」

「御身への忠義を剣に。御身への恩義を我が身に。御身への誓いをこの魂に」

震えますね。

このシーンは本当に好きで、感動しながら涙を浮かべながら読みました。上のやり取りの間にも細かな描写が描かれているので是非読んでください。クルシュが余計な翻弄は一切しないのは戦闘、交渉だけでなく、人間同士のやりとりにおいても徹底されています。ヴィルヘルムに何度も問いかけ、ヴィルヘルムの萎えかけた魂を奮い立たせる。それに忠誠を誓うことで答える熱き男の姿が脳裏に浮かび、鳥肌が立ちました。

感謝を忘れないのがかっこいい

やはり一番ぐっとくるのは不器用だった自分を正し、これだけ強くなったにも関わらず、驕らず、他人への感謝を忘れない姿勢がとてもかっこいいです。

「感謝を---」

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「ナツキ・スバル殿。此度の白鯨討伐、成りましたのは貴殿の協力あらばこそ。この身が今日この日まで、生きてきた意味を全うすること叶いましたのは、貴殿あってのことです。感謝を。感謝を。――私の全てにかけ、感謝を申し上げる」

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ああ、本当にかっこいい男だ。