道産子エンジニア

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する

金沢に行った

3/31-4/1に仕事で金沢にいった。去年行くタイミングを逃したので、今年こそ!と思っていたら、仕事で行ける機会に恵まれた。内容的には普通に学生との交流を目的としたLT会だったのだけど、学生の発表が面白かったのでよかった。学生のレベルは本当に上がっていて、採用をしているだけでも刺激を受けるので面白い。

地方まで足を運ぶと見えるものもあるので、効率的には良くないが、自分の目で見てみるというのはいつもやりたいと思っている。仕事の話について書いてもアレなので、生で見た金沢について書く。 どうでも良いけど中田ヤスタカは金沢出身らしい。

金沢の写真でほぼ間違いなくみるこれ。鼓門ともてなしドーム。豪雪地域でも耐える堅牢な作りとその迫力に圧倒された。デザインの意図や技術の小話はこの記事にまとまっている。こうした大きな空間は国際空港を感じさせるなと思った。鼓門に関してはちゃんとした記事を見つけられなかったが、曲線美は日本らしいデザインで好きだった。鼓をモチーフというか、鼓の調緒(しらべお)をモチーフにしているようだ。

とりあえず近江町市場に行って腹ごしらえをする。港町の市場は活気があって良い。(というか他にいく場所がなか...)

金沢はカレーが有名らしく、チャンピオンカレーが吉野家のような存在としてどこにでもあるそうだ。渋谷にもあるGOGOカレーも金沢発祥らしい。

このカレー侮るなかれ、ご飯が300gも下に敷き詰められている。平らに敷き詰めたご飯にスパイスの聞いたザ欧風カレーが1cm厚で盛られ、そこにハムカツのような薄さのとんかつ、キャベツが添えられ、フォークで食べるのがスタンダードだ。尋常ではないボリュームだが、地方は飯の量が多いのも俺は慣れている。(?)金沢ジャンキーの友人に勧められたので来たので正解だった。5~600円という安さも良い。

ご当地バスシステムを見るのが癖なのだけど、近江町市場の大きなバスターミナルは街のハブのような役目をになっているらしかった。バス停というより、空港のように連続した停留所に自由にバスが止まって、乗りたい人が選んで乗るスタイルだった。

学生と交流したのち、片町という飲み屋がひしめく界隈へと繰り出した。海産物はもちろんうまいのだが、盛られている器がいい。九谷焼(くたにやき)というものだ。通っている陶芸教室で、金沢にいくなら見てこいと言われていただけあって素晴らしかった。磁器で洋食器を思わせる色彩、中国の陶磁器を思わせる繊細な染付。息を呑んだ。これが普通に醤油差しとして出てくるのだから贅沢だ。同期に謝りつつ、いくつかお店を見て家用に購入した。お金があれば本物を一つ欲しいところだ。

シメは名前から察して欲しい。

帰るまでに少し時間があったので、いとまを過ごしに金沢城、兼六園方面へと繰り出した。金沢城の本丸はないが、いくつか納屋などが見れる。ここからは少し写真が増える。

気が付いたが石垣フェチかもしれない。

なまこ壁と石垣のコラボに興奮したが、同期には悟られないようにしていた。(このブログをみてるかもしれないけど)

満開ではなかったが、桜の季節ですごく綺麗だった。タイトルは「門出」とさせていただきたい。

兼六園は無料入園期間だったこともあり人がごった返していた。この辺で心が折れていた。

それっぽいのを撮りつつ、素早く退散した。

港町あるあるの「その辺の回転寿司うまい」ジンクスを舌で確かめてきた。絶対に「のどぐろ」を食べないといけない使命感があった。泣きながら同期三人で食べたのだった。お店はもりもり寿司というところ。近江町市場にもあるが、帰るのに便利なので駅近くのショッピングモールに入っているお店を選んだ。一時間待ちは覚悟した方がいい。


とまあこんな感じでバタバタと二日間過ごした。金沢は観光スポット同士が近いので、見て回るなら朝から行動すれば1日とかで見れると思う。今回は時間がなかったので、美術館とかもみてない。時間のあるときにカメラ片手に兼六園で撮影したり、九谷焼を展示している美術館巡りなんかもしてみたい。