学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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去年サイバーエージェントのときのトレーニーが「アウトプットが苦手です」と悩んでいたので、ちょうど話題になっていたしいいかもしれないと思ってプレゼントした。そのあと「あの本めっちゃよかったです!」と言っていたので、これは自分も読まないと損するなと思い読んだ本。最初から読んで渡せという話だが。笑
著者自身も書いている通り、本書に書いている様々なアウトプット方法のいくつかを使ってこの本自体も書き上げられているので、説得力があるし確かに読みやすい。必ず見開き一ページくらいで書かれているので、ながら読みや隙間時間に読むこともできる。さっと読めるのでおすすめ。 ブログのアウトプットについても書いているが、「うんうん、そうだよね!自分もある程度書いてるけどよかったと思う!」みたいな共感があったり、著者はさらにその上を行くアウトプットを生み出しているので、自分も見習ってどんどんアウトプットしないといけないなと思った。
そして、本を読んで気が付いた大事なことは、今までのように「思う」だけではなく、きちんと「行動する」ことこそがアウトプットへの第一歩なのだ。読書ブログを書いている自分はまだいいほうかもしれないけど、それでもまだまだだなと感じる。 ブログ書くのもだらだらと長文を書きすぎだし、もっと短時間でアウトプットする必要があるよね。
今後の読書ブログは、アウトプット大全にあったメソッドを使いつつサクッとかけるように工夫してみる。やり方としては
- 読む前の自分について
- 気づきは何か
- 読んだ上で今後の行動をどう変えるか
を書く。もちろん、他のブログについては今まで通りとりとめもなく書いていくだろうし、読書ブログについても本書のようなHow to本ばかりを読むわけではないので、適宜合わせて書いていく。
これまでの自分
前回の退職エントリでも書いて思ったが、自分はまだまだアウトプットが足りないのだと思う。結局何か一つをできるようになるというには、それにどれだけの時間をかけたかという結果でしかないはずだ。センスや得手不得手はあると思うが、圧倒的物量をこなせばセンスは気にならない程度の誤差に収束すると思う。今までの体感値はインプット7:アウトプット3みたいな感じだったと思う。これではインプットばかりでアウトプットが足りないはずだ。周りのできる人たちは、やはりアウトプットへの執着が俺よりも強いと思う。そうなりたい。
気づき
二週間で三回以上
記憶の定着には二週間で3回以上アウトプットがいいというのは感覚としてもわかるし、今後ちゃんと守っていきたい。だらだらインプットして、だらだらアウトプットしていては気が付いたら死んでいるだろう。
アナログからデジタル、抽象から具象へ
全てはデジタルにしたほうがあとで何度も見返せるしいいよね、というのがこれまでのスタンスだったが、一度アナログにするほうが脳科学的にはいいというのは学びだった。メモ帳を持つのはもう嫌なのだけど、何かしらのアウトプットを作る前に草案を紙で行うというのはすごく良さそうだと思う。メモ帳は一応デスクに常にあるし、書いてみると脳への刺激になるのは自分でも知っていた。アナログで抽象的に、デジタルで詳細に情報解像度をあげていくのはいいアイデアだ。
ブログ記事100 - 300 - 1000の法則
これまで丸6年くらいブログをやってきて、まだ200記事にも到達してないのは全然アウトプットを意識できてなかったなと反省している。100-300-1000という数字は、
- 100で固定ファンがついて、ある程度の人数が読んでる
- 300で検索エンジン経由のアクセス(つまり自然流入)が増える
- 1000でいいブログ、人気ブログくらいになる
目安だろうというものだ。確かにそれだけ書きまくっていればできるだろうと思う。だらだら書いているので300行ってないが、体感としてもそれくらいだなと感じる。毎日は書けないけど、30までに300記事くらいは書いておきたい。
これからやること
アウトプットで一番成長するのは教えることだとよく言われるし、この本でも書いてるので機会を作る工夫をしていく。今は勉強中なので自分が教えられる側だが、準備しておけば必ずできると思う。あとはちゃんと 学んだことは二週間で3回以上アウトプット を続ける。
あとはインプット過多だったのでインプット3 : アウトプット7にしていく。読書のあとブログにするのはいつもできてるけど、読んでる本全てを記事にできてないし、同じ数しか書いていないと半々なので別な機会でアウトプットしないといけない。今は小さな組織にいるので、自分の行動を見てもらいやすいから、今までは好きじゃなかった times_maekawaというか分報チャンネルを社内チャットに作っている。コミュニケーションが命だし、オーバーコミュニケーションを心がけている。そこに読んだ本の率直な感想やチームへ活かせないかという視点でアウトプットするのもいいだろうなと思った。
他にもやること決めたけど全部文章にすると長いので、箇条書きにしておく。
- スライドや資料作成は紙から先に(抽象から具象へ)
- 目標を毎日目がつくところに置く
- メールは朝見ない、1日二回しか見ない、見たらその場で返す
- 怒ってる時は深呼吸を20秒かけて三回やる
- ポモドーロタイマーを再開する
いい本でした。4月にこの本を再読するのは決めたので、その時にどんな結果になっているかちゃんと報告します。これも読んでから行動に移したことだけど、再読する日をきちんとカレンダーに追加した。今まで読む読むいいつつ再読してない本が多いので、予定に入れればいいんだと気が付いた。
アウトプットって億劫なのだけど、ちゃんと考えてやれば楽しめるので本質的には好き。あとすごい勝手なお願いなのですが、ブログ読んでくださった方はどんな方法でも良いので感想もらえると嬉しいです。フィードバックされないと問題に気が付けないので。
ブログ執筆時間:45分
読書所要時間:約4時間
おすすめ度:★★★★☆