ある程度成熟した組織で仕事をしていて、自分にとって当たり前だと思っていることは周りを見渡してもある程度当たり前だ。当たり前すぎて気にもしてないことがたくさんあると思う。しかし、創業期の会社はそうではない。基本的にルールはないのだ。
そんな数少ないルールの一つは「極力ルールを作らないこと」だ。何もかも確かなものはないし、何か決めたことが明日には意味のないものになっている可能性もある中で、ルールは自分たちの首を絞めるだけだ。ルールは村を平定してから生まれるのだ。必要になった時に適切に作ればいい。間違っていてもすぐに周りのみんなで立て直せばいい。全く求められてない行動をし続けていたら、それはチームのせいだ。大事なことは自律的に考え、チームを前へ進めることだけだ。自分で考えないチームにしないこと。
アルプの主義について書かれている、Alp's Principleの最初に
「かなりの内容が進化していく(可変である)」
と大きく書かれているのが好きだ。
「小さなチーム、大きな仕事」で有名なジェイソンフリード、デイヴィットハイネマイヤーからの影響を受けている部分が多く、社員が目にしやすいところで共有されている。
- スタートアップではなく、企業を始めよう
- 必要なものは思ったより少ない
- 競合相手以下のことしかしない
- 真似てはいけない
- 同意ではなく協力を求める
詳しくは本を読んでもらうとして、こういった行動規範は今後自分たちの中で成長させて、ビジョンになっていくのかもしれない。
複雑な事業ドメインとエッジな開発に興味のある方はご連絡ください。
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