道産子エンジニア

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する

2013振り返り

2013年の振返りをして整理してから来年にいこうか.

なんて思ったので日記を書いてる.

 

今年はすごかったな〜2012年が起で,今年は承になっていた気がする.

2014年は就職だし転になりたいね.2015年で結なアクションを起こせるように頑張ろう.

 

もうすぐ大学生活が終わりそうだけど,本当に楽しかった.

大学が嫌いだって人もいると思うけど,未来大にいて大学生活楽しめないのは自分のせいだと思う.からどんまい.

 

大学は留年してから世界が本当に変わった.何個か思いつくのを書いていく.

 

後輩の話

これまで部活とかきちんとやってなかった俺は後輩の文化があまりなかったけど,

留年して免許とったおかげで作ったサークルのFBIで後輩と楽しくできたし,夏の芸術祭で教育大とか未来大で後輩と仲良くなって騒いだのも良い思い出だし,プロジェクトの後輩とか,バイトの後輩とかどんどん仲良くなって,あぁいいなぁって感じた.

こんな俺でも何か後輩の役に立ててるかもしれないし,俺も後輩から色々学んだと思う.みんなありがとう.良い先輩だと思われるように励みます.

 

趣味の話

大学入ってから始めたのは,カメラ,バイク,日本酒かなやっぱり.

写真とるの未だにへたくそだけど,ファインダーをのぞいて見る世界の美しさとか,今まで気にしてなかった世界に目がいくようになったことは確かだと思う.おまけでDTPもかじってポスター作ったりイラレ,フォトショ触れるようになったのは楽しい.絵心ないから助かった.もう一つわかったのは俺にアートのセンスはクソもないってことだな.少しづつ自分なりに好きな作品を作っていきます.

 

バイクは俺を成長させてくれたし,人との繋がりを生んでくれたので感謝.

バイクに乗らなきゃって思ったのは,危険物とエンジンの本読み漁ってたときなんだけど,ちょうど中型をとって大型を狙おうって時に「東日本大震災」があった.

俺はテレビ(その頃はまだあった)とか色んなメディアから流れてくる情報が奇妙で仕方が無かった.「〜が危険だ,直ちに影響はない,もう福島には入れない,人体に影響はない」このどれもがみんな「想像」で話しているようにしか聞こえなかった.

 

この時マンガのバキを読んでて,ある言葉が刺さった.

「百聞は一見に如かず,百見は一触に如かず」

あぁ,これだって思った.自分の目で確かめなきゃダメだって.

だから大型免許とったあと,震災から半年後の9月に青森→秋田→岩手→山形→宮城→福島→栃木→茨城→埼玉→東京→神奈川→山梨って10日間で一人ツーリングした.

福島ではいわきに近い南相馬とか,放射性物質が飛散していると言われて無人化した飯館村とかを実際に通ってこの目で確かめてきた.

流されて土台だけになった自分の家を何か無いかと探しまわるおばあさん,

丘だと思ったら流されて戻ってきたがれきの山,

鎖の無い飼い犬がとぼとぼ歩く,昨日まで人がいたように見える無人の村,

そういうのを全部自分の目で見て,肌で感じてきた.

放射性物質が降り掛かって,呼気から吸い込まれたかもしれない.

けどどうだろうか?俺はいつか死ぬかもしれないが,今こうやってなんの問題もなくブログなんか書いてる.

本当に怖いのは100年に一度の津波じゃない,原子力発電じゃない,放射性物質じゃない,大切なときに愛や勇気をもって助け合うことができない人間だ.

当事者じゃない人は口がよく動く.

政府は「国民を守る」という自分の立場を守るための嘘をつき続けた.

メディアは真実という視聴率を稼ぐための断片化した世界を流し続けた.

惑わされちゃいけない.

自分の五感で感じた現実から,モノを言え.

人に聞いた話じゃない,専門家の意見じゃない,自分の言葉で.

そんな時にバイクはこんな面倒くさい俺を乗せて走ってくれた.ありがとう.

 

人との繋がりでは後輩はもちろんだけど,同期でも話したこと無かった人と話すようになったり,俺的には進藤(副部長)とぐっと近づいたのもFBIのおかげだと思う.

何より大きな存在は中島学長だと思うな.

俺は母子家庭なので親父がいないのが最近すごく寂しいと感じてた.

 

親父と飲みにいったらどんな酒の味がするだろうか?

親父とツーリングに行ったらどんな景色に見えるだろうか?

俺にはわからない.

こんなことして頑張ったぜ!って言って「よく頑張ったな!」って言ってもらいたいだけかもしれん.

 

だから,俺は血がつながってなくても,俺に良くしてくれる男を「親父」とするって心で決めてる.小学校の頃から知ってて面倒見てもらってるバイト先のオーナー,中島学長,白石先生,よく車のことを話し合ったりバイクの面倒見てくれた友達の父の車屋さんとかたくさんいる.

たくさんの親父に会えて,面倒見てもらえて,今はすごく幸せだ.

一番嬉しかったのは,FBIの忘年会で学長が俺の頭に手をおいてくれたときだった.

でかくてごつい手で,俺の数万倍頭が良い.

こんなかっこいい親父になりたい,そう思った瞬間だった.

そんな繋がりもバイクのおかげでできたから,本当に人生が楽しくなる乗り物だと思ってる.

 

日本酒は,もちろん学長が持ってきた日本酒がうますぎて,ハマった.

始めはそんなんだけど飲んでいくうちに,勉強していくうちに,日本人としてのアイデンティティとか,酒の本当の楽しみ方みたいなのを知って成長した.詳しくは過去の記事に書いてます.

これからもどんどんやっていくよ.会社入ってまた集まりを作る.

最近気付いたのは,人格者で酒にこだわりの無い人はいないってことかな.

そんなソウルフードだと思ってます.日本酒は.

ちなみに日本酒って案外女性の方が好きな人多いから,これもまた面白いところ.

顧問の大塚ママは唎酒師の試験合格,日本酒の論文まで書く人だから驚きw

酒を通じたコミュニケーションを大切にしましょう.

 

大学で変わったのはあと二つで,人脈に関してと勉強について.

 

勉強

俺は本当に頭が悪い.勉強しても人の同じことできるようになるのに3倍くらい時間がかかる.もっと要領の良い人間に生まれたかった…なんでもやればできる人が羨ましい.

できないのは自分のせいだとわかってても,集中力が続かないんです…

それはさておき,じゃあ何が変わったかというと,自分はどんな人間であるかということから,どんな勉強をすればいいか考えるようになったことかな.

これまでも努力すれば必ずできるのはわかってるけど,努力を続かせる方法がわかっていなかったと思う.

どこかで飽きてしまう自分をどうやってうまくだますか.これが重要だと思った.

頭は良くなってないけど,前より身に付くのが速くなった.

これには簡単で,他に興味あることを存分にやれば良いだけだった.

本当に集中力が短くて自分にうんざりするんだけど,その分興味が広がるスピードも速いことに気がついた.浅く広くの浅くを続けまくると少しずつ深くなっていくんだってわかった.だから,こなしきれなくて残念なときもあるけど,若いうちは失敗覚悟で色んなことに挑戦している.どんどん集中力を分散させて,種をまく.

そのうち一つでも自分の身になれば良いだけなんだから.

負けず嫌いでどん欲に頑張る.それだけ.

 

人脈に関して

自分は人付き合い下手だといつも思ってた.

周りにいた友達のせいなのかわからんけど,なんかあわねぇなーってよく思ってた.

でも最近よく,人の繋がりが増えていく.本当にどんどん勝手に.

なにが変わったんだろー自分のって考えてたら,留年したあとからの卑屈精神で

「嫌いな人から学ぼう」って考えだったかもしれない.

今までは合わないとか思う人は積極的に無視してシャットアウトしていたけど,

今は自分が苦手だな〜とか面倒だな〜とか嫌いだな〜って思う人に積極的に絡むようにしている.

人間って単純な生き物だから,最初の印象とかに引きずられて本当の相手が見えないことが多い.小さい頃から平均であることに安心感を持つように教育されてきた自分たちは,自分と考えが合わないことを拒絶しやすくなっていると思う.

飛び抜けてるやつを嫌うんだ.簡単だし,味方が増えるし,楽しいし.

けどふと気付くとみんな成長してないってのがよくある.

 

幻冬舎の社長,見城徹さんは本にこう書いていた.

 

「顰蹙は金を払ってでも買え」

 

この言葉にすごく共感できた.

 

ぶっ込むとみんなに反発されるけど,その必死になった分だけ自分は成長できる.

とげを持っている人ってそういうことが得意な人なんだ.

だから俺もそうできるようにいつも意識している.

そしてそういうことができる人って自分には無い何かを持っている.

それを人から吸収したいから,「嫌いな人」と積極的にぶつかってみるようにしている.しかもこれのほとんどはその後仲良くなってしまうのが面白いところ.

人一人のことを知るのってすごく時間がかかるんだ.

人間は本能的に「良い匂い」と感じるのは,自分の遺伝子と構造が違う人なんだそうな.だから普段の生活でも自分を肯定してくれる仲のいい友達じゃない人にどんどんアタックして,どんどん勉強していけば良いと思う.

 

俺はそうしているうちに,最近よく「顔が広い」と言われるようになった.

昔よくつるんでいた友達に人脈だけは勝てない!って思ったやつがいたんだけど,

最近はそんなこと無いなって簡単に思った.コツさえ掴めば顔を広めるなんて簡単だよと.

けど,俺が一つ重要だと思うのは「顔を広げより,顔が利くようになれ」

ということなんです.

ゴミのような名刺を配りあるくんじゃない,困ったときに助けてくれる人付き合いをしろ!といいたいです.

 

そんなこんなで爆発的に周りに人が増えて,最近楽しいです.

友達や先輩,後輩,親父とかみんなといる時間が本当に楽しいんです.

頭悪くて不甲斐ない自分を,みんなが馬鹿にして,励ましてくれて,時には叱ってくれて,幸せ者だなぁとしみじみです.

 

2012年に会社が決まり,これからだ自分!みたいな起でした.

2013年はどん欲に勉強に励んで,全然成長してないけど少しずつ自信をつけた承.

2014年は馬年で年男!!会社に入社して,夢を叶えるための転の時期にしてみせる.

いつになるかわからんけど,きっとみんなにカッコいいと思ってもらえる結を20代で必ず成功させる.その後のことは,そんとき考えれば良い.

 

夢はITを使って世界の仕組みを少しでいいから良くすること.

抽象的だって?

具体的なのは夢じゃなくて目標だ.具体的に決まったらもうできるとわかっている.

でかく,途方も無く広い夢を描いて人生を楽しむんだ.

それには信頼できる仲間が必要,アッ!と誰かに感動を与えるアイデアが必要.

自分なりのやり方で,着実に進んでいこう.

 

今年も良い年だった.