道産子エンジニア

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する

2016年振り返り

実は振り返りブログのメモは1月1日に書き始めている。一年どんなことをして過ごすかというのが決まるたびに埋めていき少しずつまとめている。 去年と同じ構成はあんまりおもしろくないので、マンネリズムにならないように幾つか工夫いれる。振り返りタグ作ったので遡りやすいかも。今見てみるとエモい内容が多いので恥ずかしい。ブログの良さでもある。

一言で言えば2016年は 「いろんなことに挑戦して、いろんな挫折して、いろんな悔しい思いをして、もがき苦しんだ年」 だった。苦痛だったわけではない。 ちなみに去年は

表向けには文章をよく書いていた一年。来年は表向きにコードをたくさん書かないとという感覚。

だったらしい。去年よりもブログ書いてるので文章を書くのはすごく継続できている。だが表向きにコードをたくさんかけなかったなあと反省している。 あと個人的な話だが非常にプライベートが充実している年だった。

仕事観について

そういえば最近、同期や先輩、後輩が退職していくことになんとも思わなくなった。
会社の社風にどハマりしていたイケイケの女の子が急にポエム書き出したら退職のサインだ。笑

周りと比べても退職者が特別多いとは思わないし、流行という言葉の通り、人は流行りに流れて行きやすいものだ。 退職理由のほとんどは「職場環境への不満」「人への不満」「賃金への不満」といった他責寄りなミスマッチだろう。 自分はそういった環境への不満は全て自分のせいだと納得できるタイプなので、「やりたいことをできる」うちは全力で挑戦する。 やるだけやったあとにまた考えればいい。逆にやりたいことができなくなったら、すごい勢いで萎えてしまうと思う。

綺麗事かもしれないが、金への固執よりもやりたいことへの固執のほうが、この先の人生を生きるのに役立ちそうだ。金は大切だが。

面白いことに気がついたのだが、優秀だった(と評価されていた)退職者は自分の数倍昇給していただろうと思うが、早くにやめてしまう傾向があると思う。 そして退職時よりも少ない金額などで働いていることが多いようにも感じる(のちのち増えることはあるだろうけど)。金で引き止めるのは限界がありそうだ。組織環境の問題を解決する方が大切だけれどそこは大企業のジレンマなのかもしれない。組織の一員として何ができるかちゃんと考えてみようと思う。

大企業になると必然的に組織の動きは遅くなる。(うちはまだ早い方だと思う)退職していった仲間たちがいつか成功して同じような問題にぶち当たったとき、彼らはどうするのかが楽しみだ。そのときは転職できないからだ。

ちなみに、全体としては少ないが賃金への不満が大きく、給料が上がる環境へ転職していった人たちは腕っ節で賃金をあげられなくなってくるとどうなるのかも楽しみだ。


最近「やっていき宣言」なるものがあって、なるほど確かに鼓舞されるような感じはある。やっていてかっこいいと思う。 自分はドカンと一発当てて大金持ち!みたいな夢はない。もちろんお金は欲しいが、やりたいことをやって会社で働かなくてもいいようになりたいという気持ちが強い。だから自分は起業家ではなく、アーティストになるような気持ち。まぁでも今後も会社でAndroidはやっていくし、

都会の良さをどう活かすか

東京どこに住む?を読んだ - 道産子エンジニア

でも書いた通り、まだまだ東京に住む予定なのだけどね。

なので、一発より継続、社会よりも個人というのは結構共感できる。ニッチでも稼いでいける世の中になるので、社会的な力で大きなことを成し遂げるより、やりたいことで生きて少しずつ大きくしていくのがいい。会社で働くのは楽しいけどね。

人付き合いに関して

最近はどうやって家族を幸せにしようかというのも考えている。今こうやって仕事をして飯を食えているのは明らかに家族のおかげだ。 それをどうやって返していくのか。とっても大切なことだと思う。お世辞にも裕福な家庭とは言えない環境なので、俺がやってやる!という気持ちがいっぱいだ。

あと個人的にはプライベートが充実していたのだが、女性付合いに対して真面目に考えて行動した年だった。 いい年齢になってきたので、仕事は頑張りつつ人生も進めたい。これまでより今年は多く休みを取ったのに、プライベートが充実し給料も上がった。 どれも大切である。

プライベートを充実させたからといって、仕事がおろそかになってはいけない。やっていきで話していた双剣問題が面白かった。

yatteiki.fm

Androidアプリ開発での失敗

個人的に今年一番悔しかったのは 「いいものが作れてない」 だった。
リリース当初に比べてマシにはなってきたが、まだまだ人に誇れる・見せられるレベルではない。 技術的負債を多く抱えながら進んできた開発で、表向きにちゃんと動いてはいるがアプリの中は問題だらけだ。

funnelbit.hatenablog.com

こんな記事が流行っていたが、俺は自分一人で大きなリファクタリングに挑戦して今年一番の失敗をした。 それほど大規模ではないが、自分 だけ の腕っ節だけではまだどうにもできなかった。やってみて気がついたのは、

  • 技術的負債に対して理解者、協力者がいないと難しい
  • 立ち上げでミスると立て直しは本当に難しい(闇コードは裏側を常に蝕み続ける)
  • 大事な情報はしっかりと残していくことが大切

ということだった。来年は勝負の年にもなるだろうし、しっかりと立て直したい。 会社の誰もが諦めて手をつけなくなったということは、俺以外にできる人がいないということでもある。チャレンジする価値はある。 全力でやってみて失敗したら、納得できると思う。(属人化は悪なのでそれも無くしていく。)


コミュニティサービスを作るのは楽しいけどまじむずい。 他社でも自社でも多くのコミュニティサービスが生まれては死んでいった。

note.mu

これにはとってもいいことがたくさん書いてあるし、けんすうさんもまたコミュニティサービスに挑戦している一人なんじゃないかと思う。こんなのも作ってる。

note.mu

俺はコミュニティにたくさん挑戦してきた会社の集大成として755をどうにか使われるようにしたい。日本でもうちゃんとやってるとこほとんどないし。 人はどうにかして人と繋がりたい生き物だ。SNSとかコミュニティとかが解決するのはそこだと思う。

去年のやることリストの結果

やること多すぎじゃね?笑

  • [x] 陶芸教室通って、自分の酒器作ってブログで紹介
  • [ ] 積読本を全て消化する、それまで本買わない:無理だった。もっとたくさん本読もう
  • [x] 行ったことのない日本の県に行く:千葉、群馬、新潟ですね。どれも温泉行った
  • [ ] 温泉ソムリエになる:必要がないと気がついた
  • [x] フルサイズカメラ買う:最高
  • [ ] 金沢行く:来年こそ!
  • [ ] ツーリング10本以上いく:予定的に無理だった。。。
  • [ ] 磯山さやかに会う:会う方法の検討もつかない。握手会あればいくかも
  • [x] 本24以上、映画48以上、展示12以上のインプット、月2以上のブログ:
  • [x] 情報系に関するものか船舶の資格とる:応用情報とりました
  • [x] 500スター超えるライブラリ作る:
  • [ ] 引っ越してサーバー設置する:iMacで十分でした
  • [ ] つくしのこに行く:光が見えてきた
  • [ ] 帰省して家族写真撮って、綺麗に印刷して飾る:正月変えるのでやります
  • [ ] 日本酒に関する趣味アプリ公開する:あかん...アイデアはあるんだが...
  • [x] リニューアルアプリしっかりリリースする:デフォです
  • [x] 5回以上登壇する:まぁまぁできた。来年もやっていく
  • [ ] Androidな記事を10本以上書く:月一では書かねば
  • [ ] チームのリードエンジニアになる:先輩を追い出すところから
  • [x] ブログの平均月訪問を500以上にする:proにしたの9月からなのでそれ以降しか見れませんが、毎月500以上はきてる

エンジニアとしてのアウトプットがまだまだなので来年は本当にそこにフォーカスを当てて頑張って行こう。 読書に関しては、記憶に定着させたいので必ずブログを書くようにしたため、読めるけどブログ書いてないので次に行けないことが多くてあんまり読み進められなかった印象。なので読書の所感をもう少し簡単にまとめるようにして、もう少し読む量自体を増やそうと思う。あとはブログ力を上げて感想を錬成するスピードも早くするのが大切かもしれない。

来年のやることリスト

はてぶをproにしたことだし、お題系もやってみることにする。

いつも通り箇条書きにして書くが、上の達成率とエンジニアリングに重きを置いて考え直した。

やることをしぼらないで何でもやる はダメだと言われがちだが悩ましい。 1000ch先輩が昔、「技術的な節操の無さ」という言葉を使ったことがあり結構気に入っている。 エンジニアリングに関わらず、人間は日々大量の情報を受け取り反射しているわけだが、なぜ同じことをやり続けることに美徳が生まれるんだろう。 自分も何かに絞って頑張るべきだ…けれど、止まらない好奇心、探究心とのバランスは難しい。 何でもできるようになりたいわけではない、何かできるようになりたくて挑戦し続けていると言える。でも、もう少し絞って考えよう。 今回は定量的な判断基準に加え、以下の点に気をつける。

  • 一年を53週をベースに考え、いい感じに配分する
    (考えてみれば大体のチャレンジは週末に行われているのだ)
  • 具体的なアプローチがない場合は却下
  • スキルベース以外は却下

今週のお題「2017年にやりたいこと」

それでも少し多いけど頑張る

  • 陶芸作品を何かに応募する、売る
    (応募作品の基本はぐい呑と徳利、片口で。日本酒好きにフォーカスする。売るのはフリマとかいけたら)
  • カメラを生かして写真を何かに応募する、売る(東京、ドカタ仕事系で応募するかも)
  • 富士登山(開山したらいく)
  • GoogleIO2017に参加する(前回はメールの確認ミスで行き逃したので今年は絶対!)
  • ブログ力上げる
    (週1で書いて53記事以上、月平均訪問1000人、はてぶ100以上、1000スター、ホッテントリ狙う、ブログを書く技術も深めるとか)
  • Androidのアウトプット増やす
    (ライブラリ一つ以上、ブログとかQiitaで10記事はAndroidについて書く、アプリのリファクタを進める)
  • 本36冊以上読み、簡単なブログも書く
  • 以下の免許資格にすべて挑戦し一つ以上取得
    (利き酒師・船舶免許・データベーススペシャリスト・ネットワークスペシャリスト)
  • 英会話始めて、続ける
  • スライド作りとか発表の技術を磨く
    (5回以上発表、大きなイベントで一回は発表、良い発表とか資料をまとめる、スライド作成に関する書籍を読む)

こう見てみると1日全部は使わないけど習慣化が必要なものが多い。これまでは単体でやったら終わり見たいのが多かったので、継続を意識したものが増えた。 ブログとAndroid系に関しては特に気合い入れて頑張ろうと思っている。楽しいから。

ブログは本最低36冊 + Androidと発表に関する内容で最低10記事 + 陶芸応募1記事 + 写真応募1記事 + 登山で1記事 + GoogleI/Oで1記事 + 英会話で1記事 + 資格挑戦で1記事 + 振り返りで1記事=53記事やるぞい! なんだか行けそうな気がしてきた。そのほかにもちょっとしたことでブログ書くだろうから53記事以上にはなると思うけど。


そう言えば今年は家でセミダブルのベッドを購入したのだけど、これが一番いい買い物だったかもしれない。 部屋さえ問題なければできるだけ大きなベッドに寝る方が幸福度が上がる。

来年は振り幅を変えず、技術力向上を地道に頑張る年にしよう。