道産子エンジニア

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する

DroidKaigi2018でAndroidTVネタで発表します

droidkaigi.jp

最近の苦悩TweetやDroidKaigiの活動をみているかたはすでにご存知かもしれませんが、今週に迫ったDroidKaigi2018で登壇します。

セッション詳細

Room 7 - 2018/02/08 14:50-15:20

https://droidkaigi.jp/2018/timetable?session=16922

今回のテーマは「ニッチ」ということだったので満を持して応募したところ、見事採択されました。 採択に際し、僕のテーマをみてもいいかな?と思っていただけた皆さんに感謝いたします。 f:id:yuichi31:20180204162754p:plain 僕が発表する内容はAndroidTVのOreoのRecommendation channelsという、他と一切被る余地のない正真正銘のニッチです。 Room7で日本語での発表を行います。

昨年末くらいからAbemaTVにジョインして、数ヶ月間開発してみてわかってきたAndroidTVの開発を少しでも広めようと思っています。 ニッチらしく小さな会場なので、きてくれたかたはできるだけメインターゲットな人がいいなと思ってどんな人がいいか書いておきます。

  • AndroidTVの開発をしている人
  • TVでOreo対応まだの人
  • 対応したけど聞いてみたい人
  • Sony,Docomo,Amazonとかでホームアプリ作ってる人(普通に話してみたい)

もちろん、これ以外で興味がある方はぜひきていただければ泣いて喜びます。ですが、ターゲットに向けた話をするつもりなので、そもそもそれ知らないみたいなことが万が一あればすいません。

こんなツイートしたかった。

このツイートで資料を公開したりしてる人がいらっしゃるので自分もそうしようかなと思ったんですが、実際に発表の練習してみたら全然まだまだいい感じにならないのでブラッシュアップを続けていたら当日になっていそうな気がします。

ところでこのブログを書いたきっかけは、上のツイートがかっこいいからってのもあるんですが、今回、発表のジャンルを「ニッチ」にすると、初心者向けか中・上級者向けかわからなくなってるなと思ったからです。資料を作っていたら、自分でもここの話はどこまでしたらいいんだろうか?というのが曖昧になっている部分があって、それがきちんと概要にかけていなかったことも反省しました。

僕のターゲットは「初心者ではないけれど、上級者でもない中間くらいの層」だと思っています。サポートライブラリと連携している基本的なAndroidのAPIについても少し交えて整理しているので、できる限り話を聞くだけで理解できるようにしているつもりです。

当日話せないこと

発表練習をしてわかったのは、自分がメインにしてる部分の紹介が余計に詳しい説明で圧迫されてるんだなということでした。なのでスライドでは、基本的なことはあまり丁寧に紹介しないように、こちらのブログに書いておきます。当日、どれだけの人がターゲットかというのもアンケート取ろうと思いますが、行こうかな?と思っていた人にこの記事が届くことを願って下に書いておきます。

開発前の必読?情報

Your App Name

AndroidTVの基本的な情報、アプリ開発の事始め、FireTVでの注意点、配布方法などなどが満載された必読スライドです。 同じくAbemaTVでAndroidチームのリーダーである小形さんが昨年のDroidKaigiで発表したものです。

Yukiの枝折

バイブルからの引用です。基本的にはGoogleの公式ドキュメントがベースになっていますが、leanbackの独特なコンポーネントについて、図付きで解説されている部分などはとてもわかりやすいです。

What's new for AndroidTV

昨年のGoogleI/Oでの発表です。今回話す内容と被る部分もありますが、より簡略な説明がなされている印象です。

youtu.be

公式のドキュメント

Oreoでのホームアプリ大変更について

Oreo以前と以後ではホームのUIがガラリと変更されます。これモバイルではあんまり気にならない程度ですが、TVではめちゃくちゃ変わります。
本当はスライドにのせようと思ってたんですが、不要にページが増えるのでやめました。
この辺はググればわかるので箇条書きにする程度で残しておきます。

  • レコメンデーションが複数行になる
  • それぞれをチャンネルと呼ぶ
  • アプリごとに行が分かれる
  • アプリは複数チャンネル登録することができる
  • 順序をユーザーが入れ替えられる
  • みたくないものはいつでも消せる(!)
  • 次に見る(WatchNext)チャンネルが追加される
  • 行の中にある要素をプログラムという
  • プログラムもユーザーがいつでも消せる
  • プログラムを次に見るチャンネルにユーザーがいつでも追加できる
  • アプリ内からも追加できる
  • プログラムを次に見るチャンネルへの追加、削除するにはプログラムを長押しする
  • Oreoから通知メニューが追加される (TVでは基本的に通知はコンテンツ領域を狭めるのでご法度。メニューはホームで確認できるのみ)
  • 設定が下から上に移動

話すこと

AndroidTVのOreo対応でメインとなるRecommendation channelsについて説明し、実装も紹介します。 すでにいろんな情報が出てるんですが、実際に開発してみてようやくわかってきたこととか、注意してみていないと気がつかないことがたくさんありました。 その辺をメインに紹介できたら、これから開発する人たちが楽になるんじゃないかなと思っています。

ゴールは「Recomendation channelを開発、改善を明日から始められるようにする」としたいと思います!


個人的にはAndroidTVのホームアプリは、TV boxを提供している各社のエゴ満載になってしまうので、Androidが提供する便利な機能を阻害してしまうものは悪だと感じています。それは僕らアプリを作る側の工夫などを外側から邪魔できてしまうからです。こんなこと言ってもしょうがないんですが、アプリを作る側の工夫が生かされるようなホームアプリにしてもらうためにも、いいものを作っていきたいと思います。

それでは会場でお会いできるのを楽しみにしております!