道産子エンジニア

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する

Alp開発日誌 Day3 「オーバーコミュニケーションと伝え方」

オーバーコミュニケーションとは相手が理解できているいない、必要としているしていないに関わらず、こちらが持っている情報は不足なく、冗長なくらいにさらけ出そうというスタンスだ。伝える側の負担が大きくなるが、チームが間違えたまま行動して問題を起こすよりマシなのだ。情報を適切な形で受け取るのは受け手の役割であり、伝える側は伝え漏れや伝え間違えだけをカバーするだけでいいという楽さがある。

しかし、これは簡単ではない。言葉や文字によるコミュニケーションはチームの意思決定や行動速度へ大きな影響があるので、単純に全て伝えればいいわけではないのだ。矛盾していることを言っているように聞こえるかもしれないが、そういうことなのだ。そうでなければ、すべて録音して公開すればいいだけになる。そんなことをしていたらいつまで経っても開発が進まない。進めるための工夫をする。

自分の考えや感じたこと、事実、すべてのことをありのまま伝えるだけだと、「個々の感じ方の差」が生まれやすい。嘘を伝えるという意味ではなく、情報を受け取った相手がどう感じ、どう行動するかまで考えてコミュニケーションをする必要があるということだ。どう感じるか考えすぎて行動できないのはよくないので、難しいときは正直に「こういう事実だが、このように行動してほしい」と伝えればいい。良いことも悪いことも信頼を持って伝えればいいのだ。

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これまでしてきた仕事でのコミュニケーションは、ある程度相手が察してくれてるだろう、これは些細な話だよなと自分で判断した不透明さ不正確さ、利己的な思い込み(利他的と勘違いした思いやり)などを残していた気がする。単純にそれをカバーしてくれる周りの環境に甘えていたのかもしれない。人が増えるほどコミュニケーションは増えていくので、正しく、素早く、相手への想像力を持って伝える文化を作っていく。


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