道産子エンジニア

悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する

損をする金銭感覚

Googlerの年収でTLが持ちきりだ…

恥ずかしながら最近まで自分もそういう感覚を持っていたので誰も責められない。

自分の中ではこれを「会社員思考」とか会社員感覚って呼んでる。結構説明するの難しいので、伝わりきらなかったらコメントください。

基本的に金額や価値みたいなものは市場や環境で相対的に決まる。

お祭りで買う焼きそば、富士山の水とかは環境が価値を決めるいい例だと思う。

エンジニアの年収も同じようなものだ。けれどなぜか会社員は給料や年収になるとそれを突然誤って認識してしまう。

お祭りの焼きそばを買うときは「お祭りだもんね!」と思うのに、給料になると「自分or周りの社員への評価が不適切」だと感じている人がいる。

前にこんなツイートをした。

その会社を選んだのは自分なのだ。一度経営者の視点で、IR情報を眺めて見てほしい。どんな人件費の計画を建てられるだろうか。そして自分がその上で1000万なり2000万もらえるだろうか。

戦略は他にあるんじゃないだろうか。会社員思考を抜け出したい。

自分の戦略については転職ブログでも少し書いた。

お金についてどうしてこんなに敏感なんだろう。この記事が面白かった。

kaiteki.hateblo.jp

あとみんな年収何千万円がどうのとか言ってるけど、年収5000万円と年収500万円では、生活の雰囲気はそれなりに違うだろうけど、たぶん本質的には生活変わんないですよね??だってどっちにしろ働くんでしょ?雰囲気が違うだけでしょ?自分の業界で言っても、地方弱小公立大に勤めるのも、青学に勤めんのも、経済的には大して変わんないでしょって感じ。

俺は金なんかどうでもいいという話をしているわけじゃない。

話題になってるようなことはかなり小さなことなんじゃないかと言いたい。

地方出身の人には伝わるかもしれないが、地元の北海道ではガソリンの値段が5円くらい上がるとニュースになる。これが昔から理解できなかった。

100Lガソリンが入る車でも一回に500円しか変わらない。

そんな文句を言いながら飲んでいるビールはリットルでいくらなんだろうか?

何に不満があるんだろうか。ある程度仕事してれば副業とかフリーランスを始めてみたらいい。今感じているような不満は一瞬で無くなると思う。

俺は副業で本業より短い時間で本業より稼いだ経験があるおかげかも知れない。TLで観測する俺よりすごいエンジニア達なら、1000万とか本当に余裕だって。

でもやってみれば会社員のメリットもわかると思う。価値はある程度相対的にバランスをとられているから。

自分の年収は長い時間をともに過ごしている5人の平均

なんて話がある。結局自分がいる環境に大きく影響を受ける。俺はスタートアップなのでかなり当たってそうw

これを変えないと、みんなが求めているものは手に入らないかもしれない。

一方で、価値をお金で決めるかどうかというのもある。このブログが面白い。

www.shunpon.com

これを読んで以来、俺はチーズバーガー2つを頼まずにダブルチーズバーガーを頼むようになった。

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何をいってるかわからねえと思うが…。

つまり、自分の考え方と環境を変えないと幸せにはなれないということかもしれない。

最低限の生活がカバーされているという前提で、自分や何かの価値をお金で決めるのは自分を不幸にする。

俺は転職して給料が下がったわけだが、会社員思考で5年でどこまで昇給するかを考えるより、短期的には損をしても大きく跳ねる可能性にかけている。もちろん別なやり方もある。

そして、人生においての幸せを年収ではなく、自分の本当にやりたいことをしているかどうかという思考へ変えることで今の生活は充実しハリのあるものになったのだ。

自分で勝手に不幸になるのは、損をする金銭感覚なのではないだろうか。