丸数字って何を伝えたいから使うんだろう?
①みたいなやつ。
とにかくデザインの意図がさっぱりわからない。色を変えたり大きさを変えたり、手を変え品を変え、丸の中に数字を入れる。 一体何がよくて使うんだろう。というか、丸数字で何が伝わるんだろう。実装すると本当に疲弊するというのも大きいけど、丸に数字を入れる意味がわからないのが一番苦しい。 俺の感覚がおかしいだろうか...
丸に囲むと数字が見やすくなることはない。
丸自体が強調色になってると目立つが数字を目立たせたいわけじゃない。
数字はかぞえあげる為に使う。
数字に続くタイトルを伝えたいのではないのか。
アクセントの色を丸に使うともはや数字を強調するのか、文字を強調するのか、順番を伝えたいのかさっぱりわからない。
考えるほど意図がわからない。できたルーツなどに意味はあるかもしれない。使用例を軽く調べた感じでは、歯科で歯に問題がある数字を丸数字にするというのはあった。それは意味がわかる。数列の中から、ある数字を強調したいために使うからだ。けれどタイトルや見出しの最初につく丸数字はなんの意図を伝えられるだろう。書かれている場所が近く、複数ある箇条書きなら、いくつあるかということを読み手に意識させることができると思う。けれどそれ以上の効果はないし、丸数字である必要はない。
ダメだ。わからない。
なんとなく丸数字を使うのは本当にやめてほしい。答えを持ってる人は教えてほしい。正直、俺は丸数字を使用したデザインがイケてないとさえ思う。
少し話題が逸れるが、ブログを書いているとよく「理解しやすい文章」とはどういうことかを考える。 文章の理解に影響する要素としてあげられるものにはこんなのがあると思う。
- 文章構造(構成やレイアウトでもいい)
- 内容
- 色彩
- 文字デザイン(大きさ、太さ、色、フォントなど)
- 単語が一般的かどうか
- 文体
- 読者の理解能力
他にもまだあるかもしれないけれど、大抵の人が気になるのはこれくらいじゃないだろうか。 エンジニアが書く文章は大抵、文書構造を工夫すると思う。
文章は誰が読むか、どんな人が読むかを意識して書く。 エンジニアはその性分から、相手が読みやすく、理解しやすく書くことを好む。
エンジニアが書く「理解しやすい文章」はほとんどの場合、
- 主張がはっきりしている
- 文章のどこを読めば良いかわかりやすくレイアウトしている
- より一般的な単語を使う
- 叙述的に説明する
のような工夫がされる。それは読者が自分の主張を読み違えることを嫌う、正しい文章を書くことを好むエンジニアだからこそだと思う。 ブログでもよく書いてるように、読みやすい文章を意識してきたことが多い。
一方で入門書は叙述的だが難解であることもある。そもそも入門書とは、簡潔に書かれた本という意味ではない。何かを始める人が、最初にとるべき順序、知るべき知識を適切に書かれたものをさす。(結構これを履き違えている人も多いと思う。)また、小説はそういった文章の構造で理解を深める工夫は一切排除されている。それは読み手へ全てを委ねているからだ。Kindleで小説を読んでいるとき、物語の大事な部分がハイライトされているとげんなりすると思う。構造やデザインは、それだけ読み手への影響力が強い。
校正の大切さはここにある。しかし俺はちょっと待ったと言いたい。 理解しやすく書かれた文章を書くことは確かに大切だが、それは読者が読む努力をしないことに慣れてしまう。自分が相手のためにと考えて文章を書いていたはずが、無意識に人が書く文章にもそれを求めている。そして、自分がこうであると考えている文章でないとき、自分は読むことをやめている。そうして理解しやすい文章だけに触れ合っていて、本当に良い文章を書けるようになるとは思えない。
俺が考える良い文章は、文章構造で理解を助けずとも、読者が理解したり、発見したりする文章だ。レタッチをした写真は綺麗だが、まるでレタッチされたような素の写真を見たときの感動はまた違った良さがある。こういう文章は、読み手へきちんと伝わらない可能性があるが、それは仕方のないことだとまで思っている。
だいぶ話が逸れてしまったし、何を言いたいのかわからないかもしれない。伝わってないかもしれない。
けれど、こうしたわかりやすさを考える上でも丸数字はどんな意味があるのか汲み取れないほど、謎なものに思う。
俺の理解力の問題なんだろうか。